編集長のコメント
青春の自意識を描いたみずみずしい作品で、読み手を引き込む力があった。惜しかったのはラスト、主人公の顔をしっかり描いていないこと。一皮むけて主人公がどうなるのか、が見せ場のはず。そこを真正面から描き切ってほしかった。
受賞者のコメント
『TAR』とか『ヘルタースケルター』みたいな、驕り高ぶった人間が突き落とされて、そこから藻掻く瞬間がとても好きです。もっと映画を観るべきだと痛感しました。絵も練習します。ありがとうございます!

ご応募いただいた皆様ありがとうございます。今回は学生生活・学校が舞台の作品が上位を占めました。少年漫画のど真ん中は、「青春」。そこに向き合ってくれた投稿作が増えたのは大きな喜びです。人が大好きなものや人に出会う瞬間、人が大きく成長する瞬間。少年読者を引きつけるそんな物語は、漫画読者の年齢が上がってきている今だからこそ、求められています。
(三村編集長)
青春の自意識を描いたみずみずしい作品で、読み手を引き込む力があった。惜しかったのはラスト、主人公の顔をしっかり描いていないこと。一皮むけて主人公がどうなるのか、が見せ場のはず。そこを真正面から描き切ってほしかった。
『TAR』とか『ヘルタースケルター』みたいな、驕り高ぶった人間が突き落とされて、そこから藻掻く瞬間がとても好きです。もっと映画を観るべきだと痛感しました。絵も練習します。ありがとうございます!

絵に華やかさがありました。何度目かの受賞ですが、作者の成長が感じられた。ただ、ストーリーラインはあまりに淡い。派手な出来事を起こすかどうかは置いといて、ラブストーリーに展開の面白みや濃い心のドラマはもっと必要です。

ホラーとギャグの相性の良さをうまく出していて、ゾンビの世界と煩悩の塩梅がとても良かった。友人キャラの欲望にもっと具体性と説得力があれば、さらに二人の個性が際立ったはず。バディ物として、さらに上に行ける余地はある。

すぐにテンパってしまう志賀ちゃんの絵柄がかわいい。ただ、ネタやドラマの展開がやや弱く、後半が単調に感じてしまった印象も。ひとり語りではなく、滋賀ちゃんを観察している語り部の目線で話を動かすなどの工夫があると、さらに良くなった。

悪魔vs.受験生。掛け合いのテンポと高いテンションが良かった。ただ、ストーリーとしては、結局何をもって「堕落」なのかがやや不明瞭で、主人公がどんな障壁を乗り越える物語だったのかがわかりにくかった。





