これは、平凡な少年 アレクサンダー・デーゼマンが王国の英雄になるまでの話――…。
魔術がものを言う世界で、最強ファミリー・デーゼマン一家の長男・アレクは持ち前の膨大な魔力量で、不人気な土魔術の真価を引き出し始める! 更には自らの家臣として、世話焼きなライスとバニ族のラクリスが仲間入りし、盤石な統治体制を整えていく。
そんな折、隣国・テルメール帝国軍の策謀により、アレクは誘拐されてしまう。そこで出会った第13騎士団長・テレスは、アレクと同じ戦嫌い。心を通わせるが、必要な犠牲について唱えるテレスに対し、「家族も領民も、僕が守る」と決意を新たにしたアレクは、弟妹の加勢もあり何とか自国に生還する!
避けられない戦争が始まった今、アレクが下す決断は!?
“英雄”の意味を問う「小説家になろう」発の成長ファンタジー、完結の第3巻!!